米New York Timesは7月20日(現地時間)、米Googleが報道機関に執筆支援AIを売り込んでいると報じた。記事ではAI活用に対する不安や懸念も述べているが、Googleは「ジャーナリストの役割を果たすものではない」としている。
執筆支援AIの仮名は「Genesis」。見だしや本文の文体を提案する機能があるという。GoogleはGenesisによって記者が一部の仕事を自動化して別の作業に時間を使えるようにするとしている。
New York Timesの記事には「Googleの新しいツールがジャーナリストの不安に拍車を掛ける」「注意深くチェックしなければ誤情報が広まり、過去記事の認識され方にも影響する」との懸念も見られる。
Googleは同記事についてTwitterで声明を発表。現在は「ジャーナリストの仕事を支援するAIを提供する可能性について、アイデアを模索している段階」であるとした他、「ジャーナリストの取材や記事作成、事実確認といった本質的な役割を果たすものではない」との見方を示した。
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