米Appleは8月3日(現地時間)、第3四半期(4〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比1.4%減の817億9700万ドル、純利益は2.3%増の198億8100万ドル(1株当たり1ドル26セント)だった。サブスクリプションサービスが好調で、3四半期ぶりに増益になった。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は816億9000万ドル、純利益は1ドル19セント)は上回った。
ティム・クックCEOは声明文で「10億件を超える有料サブスクリプションのおかげで、6月四半期にサービス部門で過去最高の収益記録を達成したことを報告できることをうれしく思う。また、iPhoneの堅調な販売のおかげで新興国市場でも引き続き好調が見られた」と語った。
ルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)は業績発表後の電話会見で「マクロ経済の見通しが現在の四半期予想から悪化しないと仮定すると、第4四半期の売上高の前年同期比実績は、第3四半期と同様になると予想している」と語った。
セグメント別売上高は、iPhoneは2.4%減、Macは7.3%減、iPadは19.8%減、Apple WatchやHome Podなどは2.5%増だった。Apple MusicやAppel TV+などを含むサービスは8.2%増だった。Macは3四半期連続の2桁台の減少になった。
クック氏は電話会見で、「動画からAppleCare、クラウド、決済サービスに至るまで、サービスの多くのカテゴリの売上高で記録を更新した。また、広告、App Store、Apple Musicも第3四半期として過去最高を記録した」と語った。また、有料サブスクリプションは3年前のほぼ2倍になったとも語った。
地域別では予想に反して中国での売上高が7.9%増と好調だった。
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