米調査会社IDCは4月9日(現地時間)、第1四半期(1〜3月)の世界でのPC出荷調査結果を報告した。出荷台数は前年同期比で29%減少した。主要5社すべての出荷台数が減少したが、Appleの落ち込みが最も大きかった。
同社は1月に新型「Mac mini」と新型「MacBook Pro」を発売した。
AppleのMacの出荷台数は前年同期比40.5%減の410万台だった。同社は2月の決算発表で、同四半期のMacとiPadの売り上げは前年同期比で2桁台の減少になると予告していた。ティム・クックCEOは電話会見で、困難なマクロ経済環境がiPhone、Mac、Apple Watchの販売に影響を与えたと語った。
メーカー別市場シェアランキングは、Lenovo、HP、Dell、Apple、ASUSと前年同期と同じだが、4位のAppleと5位のASUSとのポイント差は縮まった。
IDCはPC市場全般について、「大幅な値下げを行っても今年の半ばまでは在庫の増加が続く可能性がある」とし、パンデミック中に購入されたPCが旧式になり始める年末までには成長が回復すると予想した。
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