過去に遭遇したことのあるクラウド関連のトラブルは?──セキュリティ評価サービス「Assured」を提供するアシュアード(東京都渋谷区)は8月16日、企業の情報システム担当者300人を対象に実施した調査の結果を発表した。1位は「アクセス権限の誤設定」(17.7%)だった。
2位は「利用しているサービスがサイバー攻撃を受け、自社の機密情報にも漏えいの可能性があった」(14.3%)。3位は「機密情報を保存しているクラウドサービスにアクセス可能なスマートフォンなどの紛失」(12.3%)だった。
4位は「退職した元社員のアカウントが削除できていなかった」(10.3%)、5位は「シャドーITの発覚」(10%)、6位は「クラウドサービスに意図せず機密情報を保存していた」(8.3%)。
同率7位は「クラウドを利用して提供しているサービスが停止し、自社の顧客に影響が及んだ」と「クラウドが障害などにより停止し、業務に支障が出た」(8%)、9位は「利用しているクラウドの運営元を装った、不審なメールや電話があった」(7.3%)、10位は「多要素認証用のスマートフォンなどを紛失してログインできなくなった」(5.7%)だった。
調査は7月にWebで実施。従業員数1000人以上の企業に勤める20〜60代の情シス担当者300人にアンケートを取った。
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