米Metaは8月24日(現地時間)、7月に発表したLLM(大規模言語モデル)の「Llama 2」上に構築したコーディングツール「Code Llama」をリリースしたと発表した。
Llama 2と同じコミュニティライセンスで、無料で研究および商用利用できる。
コーディング用生成AIモデルとしては、米Microsoft傘下のGitHubが6月にテクニカルプレビュー版を発表した「GitHub Copilot」がある。
Code Llamaは、プロンプトからコードを作成したり、特定の文字列を指定するとコードを完成させ、デバッグもできるとMetaは説明する。Python、C++、Java、PHP、Typescript (Javascript)、C#、Bashなどをサポートする。
パラメータ数が70億、130億、340億の3つのサイズでリリースする。各モデルは5000億トークンのコードとコード関連データでトレーニングされており、70億モデルであれば、1基のGPUで実行可能という。
Code Llamaとは別に、Pythonに特化した「Code Llama-Python」と、自然言語での命令を理解する「Code Llama-Instrct」もリリースした。
Metaは、「Code Llama は、研究、産業、オープンソースプロジェクト、NGO、企業など、あらゆる分野のソフトウェアエンジニアをサポートするように設計されている。しかし、サポートすべきユースケースはまだたくさんある」と語った。
Code Llamaモデルは、特設ページに氏名やメールアドレスなどを登録し、利用規約に同意すればダウンロードできる。
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