「仕事の大体全部をChatGPTとやっています。個人的に依存度はかなり高いですね」――ChatGPTを使い倒していると話すのは、「深津式プロンプト」などで知られる深津貴之さん(THE GUILD 代表)だ。
ChatGPTをはじめとする生成AIは、さまざまな業務や日常生活のシーンを変革する可能性があるとして、活用の道が模索されている。そんな中、ChatGPT活用の第一人者・深津さんと、AI研究の第一人者・松尾豊さん(東京大学 教授)が約1時間にわたり対談した。
2人はChatGPTをどのように活用しているのか。両者が登壇したITmedia主催のオンラインイベント「Digital Business Days -SaaS EXPO- 2023 Summer」(8月22日〜9月10日)の講演の一部をお届けする。
深津さんは、企画の立案やレビューから、プログラミングのソースコードや原稿の執筆まで幅広い仕事にChatGPTを活用していると話す。最近では「ボタン1つで自分の代わりに授業をしてくれるツール」を開発しているという。
「今作っているのは、プレゼンや授業で使う動画を丸々1本自動的に作るツールです。(内容だけでなく音声もAIで生成するなど)ボイスジェネレートし、自分の表情も生成して、再生ボタンを押せば自分の代わりに授業してくれるようなものです。今7割ほどできていて、あと1〜2カ月で完成しそうです」(深津さん)
松尾さんは主な用途として「英語のメールを書く時や、自分の考えをまとめたい時にブレスト的にChatGPTとやりとりしている」と話す。
またメールや書類で長文が必要な時の使用例を挙げ、「『エッセンスはこの1行なんだけど書類にはもっとたくさん書かないといけない』という時に、ChatGPTに関連情報を投げて文量を増やしてもらっています」(松尾さん)と紹介して笑いをさそった。
さらに自分だけで完結する業務だけでなく、ChatGPTで人と人をつなげる使い方もできると松尾さんは提案する。ではその使い方とはどのようなものなのか――この続きはぜひオンラインイベントの無料アーカイブ配信でチェックしてほしい。
ChatGPTをはじめとする生成AIは、ビジネスをどこまで変えるのか――松尾豊氏と深津貴之氏が対談しました。対談では2人がChatGPTをどう使い倒しているのかについても言及。その貴重なセッションをオンデマンド配信中です。
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