南部氏:クラファンで世に問う製品としては、われながらすごいデザインだと今でも思っています。でも、このnendoによるデザインのすごさは2つあると感じています。
──といいますと?
南部氏:1つは「万人受けの製品ではない」とデザインが語っているところです。
──そうですね(笑)
南部氏:もう1つは使っているとだんだん馴染んでくることです。これは体験会を通じて分かったことなんですが、世代とか属性とか関係なく、実際にかけてしまうと意外と馴染むんですよ、あのデザイン。これは実際にViXion01を体験された皆さんが何人も言ってくれたことでもあります。また、体験会に来ていただいた方で、ViXion01をかけたご自分を自撮りする人もけっこういて、これはいい体験になっているんだなと実感できました。
──クラファンはどうしても、開始直後と終了間際に動く印象があります。実際はどうでしたか?
南部氏:その話はkibidangoさん、GREEN FUNDINGさんからも聞いていたのですが、ViXion01の場合、ここまでずっと毎日動いているんですよね。もちろん波はありますけど。
──それはすごいです
南部氏:ViXion01はBluetoothによる通信機能を内蔵しているんですが、実は割と最近まで、あまり言ってこなかったんです。スマートフォン用のアプリがどうなるか分からなかったので。
それが形になったので、先日アナウンスしたのですが、そのときも「どかーん」と動くというより、いつもより少し大きく動いたという感じで、やっぱりずっと動いているんですよ。
──早々に目標金額を達成し、1億円、2億円と支援金額が増えていきました。何か変わりましたか?
南部氏:いろんな話が通りやすくなりました(笑)。体験会を拡大すると決めたきっかけにもなりました。とにかく多くの皆さんが興味を持ってくれるようになりました。なんといっても、これから先、ViXion01を一緒に進化させていこうという人たちと出会うことができたのがいちばん大きいですね。
──9月に、Facebook(現在のMeta)で「Oculus」のパートナーエンジニアスペシャリストを務めていた近藤義仁さん(@GOROman)がViXionに入社されましたが、その一人ですか
南部氏:そうですね。GOROmanさんは、これまで主にVRの分野で“見ること”を手がけてきたスペシャリストです。これからのViXionにとって、本当にありがたいことだと思っています。
──体験会の他にクラファンが成功した理由と思うことがあれば教えてください
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