NTTドコモが2021年にサービスを終了したウォレットサービス「ドコモ口座」のドメイン「docomokouza.jp」が、GMOインターネットのドメイン登録サービス「お名前ドットコム」にて出品されていた件について、オークションが9月25日午後7時15分に終了した。132件の入札があり、最終的に402万円で落札された。
ドコモ口座は2020年9月に不正送金問題が発覚し、一部機能を「d払い」に移したあと21年8月にサービス終了を発表した。しかし、今も金融機関などにリンク先が残されていることが多く、金融サービスのドメインが第三者の手に渡ってしまうことで、本物と同じドメインを持つ、ドコモ口座を装ったフィッシングサイトが出てくる可能性があることから、X(Twitter)などを中心にそのリスクを危惧する声が相次いでいた。
落札者などの詳細は不明。現在ITmedia NEWS編集部では、NTTドコモにドメイン失効の理由を、GMOインターネットにドメイン出品の経緯などを確認中。情報が入り次第追記する。
ドコモは9月26日、ドコモ口座のドメインが同社の管理下にあると明かした。詳細は別記事にてお伝えする。
「ドコモ口座」のドメインが第三者から購入可能な状態に 「本当にヤバい」「悪用される」と話題に
「ドコモ口座」終了へ 機能は「d払い」アプリに統合、名前も「d払い残高」に
「ドコモ口座」不正預金引き出し事件、ドコモが謝罪 被害額1800万円の全額補償 「本人確認十分でなかった」
2020年の10大セキュリティ事件、1位はドコモ口座の不正出金 マカフィー調べ
「ドコモ口座」事件の教訓はこれからのキャッシュレス業界をどう変えるかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR