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Spotify、従業員の約17%(約1500人)をレイオフ 今年3回目

» 2023年12月05日 07時01分 公開
[ITmedia]

 スウェーデンSpotifyは12月4日(現地時間)、従業員の約17%を削減すると発表した。米CNBCによると、影響を受けるのは約1500人という(Spotifyの直近の業績発表資料では、2023年9月末時点の総従業員数は9241人なのだが)。

 ダニエル・エクCEOは従業員宛の公開書簡で「経済成長の減速と資本コストの高騰が、Spotifyにも影響を与えている」ことをレイオフの理由として挙げた。また、企業の成長のための業務よりも、それを支える補助的な関連業務に従事している従業員が多すぎると指摘した。

 「クリエイターとユーザーにサービスを提供することに集中する必要がある。つまり、極力効率化しなければならない」と同氏は説明した。

 同社の直近の業績は、売上高は前年同期比11%増の34億ユーロ、粗利益は26.4%増、MAU(月間アクティブユーザー数)は26%増の5億7400万人と好調だった。

 エク氏は「最近の好調な業績を考えると、この規模のレイオフは驚くほど大きいと感じられるだろう。だが、財務目標と運営コストのギャップを考慮し、目標を達成するためにはこの決定が最良の選択だと判断した」と語った。

 spotify

 Spotifyは人員削減するのは今年3回目だ。1月に約600人を、6月に約200人削減している。

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