Blenderをメインツールとして制作されたオリジナルアニメーション映画「数分間のエールを」が2024年初夏に全国公開される。制作は3人で構成された映像制作ユニット「Hurray!」と「100studio」、脚本は「宇宙よりも遠い場所」などを手掛けた花田十輝氏が担当する。
作品はモノづくりに焦点を当てた青春群像劇で、「MV(ミュージックビデオ)の制作に没頭する男子高校生・朝屋彼方は、ある日目にしたストリートライブに感動し、その曲のMVを作りたいと強く思う。しかし、歌っていたのは音楽の道を諦めた女性教師・織重夕だった」というあらすじ。
Hurray!は、ヨルシカのMVや「可愛いだけじゃない式守さん」ED映像、「ラブライブ!サンシャイン!!」スペシャルMVなどを手掛けた映像制作チームで、メインツールにフリーの3DCGソフト「Blender」を使用。監督・演出からキャラクターデザインなど映像のほぼ全てを、Hurray!メンバーのぽぷりか氏(監督)、おはじき氏(副監督)、まごつき氏(アートディレクター)が作り上げたという。
朝屋彼方役は花江夏樹さん、織重夕役を伊瀬茉莉也さんが務める他、劇中で織重夕が歌う楽曲をボカロPとしても活躍するVIVIさん、歌唱を菅原圭さんが務める。配給はバンダイナムコフィルムワークスが行う。
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