米民泊大手のAirbnbは3月11日(現地時間)、プライバシー保護対策の一環として、リスティング(宿泊施設)の屋内に監視カメラを設置することを全面的に禁止すると発表した。4月30日から実施する。
従来は、玄関やリビングルームなどの共用スペースに限り、予約前にカメラの存在を開示し、目に見える場所に設置する場合は許可していた。だが、4月30日以降は、場所や目的、事前開示の有無にかかわらず屋内カメラは禁止になる。
この決定は、ゲスト、ホスト、プライバシー専門家らの意見を反映させた結果という。
一方、ドアベルカメラなど、屋外のカメラは設置場所とプライバシーへの配慮を条件に今後も認める。騒音モニター(騒音レベルとその持続時間を計測する機器。音声の録音はしない)も共用スペース限定で許可する。
ホストは4月30日までにリスティング内から監視カメラを撤去する必要がある。この期限以降にゲストが屋内カメラの存在を報告した場合、Airbnbが調査し、その結果によってはリスティングやホストのアカウントを削除する可能性がある。
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