ITmedia NEWS > ネットの話題 >

マクドナルドの世界的なシステム障害、原因は「サードパーティープロバイダーによる設定変更」

» 2024年03月16日 19時20分 公開
[ITmedia]

 米McDonald'sは3月15日(現地時間)、前日から発生していたシステム障害の原因は、サードパーティーベンダーがシステム設定を変更した際のミスによるものだったと発表した。

3月15日に発生したシステム障害で午後5時に閉店した赤坂見附店

 システム障害は15日午前0時頃(現地時間)に発生し、世界中のマクドナルド店舗に影響が出た。モバイルオーダーアプリなど利用できない状態が続いた他、日本を含む一部の国では一時休業を余儀なくされた店舗もあった。

モバイルオーダーも利用できない状態が続いていた

 McDonald'sは声明で「世界規模のシステム障害が発生したが、すぐに特定され是正された。多くの国ですでにシステムが復旧しており、残りの国でも復旧作業が進行中だ」と説明。続けて「この問題はサイバーセキュリティの問題によって直接引き起こされたものではなく、設定変更中のサードパーティプロバイダーによって引き起こされた」と明かした。

 同社の最高情報責任者(Chief Information Officer)を務めるブライアン・ライス氏は、「技術の信頼性と安定性は最優先事項だ。今回の障害は例外的なものだが、至急解決するよう努力している」とコメントした。

米McDonald’sが掲載したシステム障害に関するプレスリリース

 日本では、システム障害で15日夕方ごろから閉店する店舗が相次いでいたが、16日には復旧。日本マクドナルドの公式Xアカウントは「一時的に営業を停止している店舗があったが、現在は通常通り営業している」とアナウンスしている。

モバイルアプリに掲載された、通常通りでの営業を再開した旨の案内

【訂正:3月16日午後8時50分】米McDonald'sが掲載したプレスリリースにおいて、元の文と一部ニュアンスが異なる箇所があったため修正しました

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.