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三菱UFJ銀、大谷の広告起用は「現時点で変える予定ない」本人声明受けて他社も継続へ

» 2024年03月26日 12時57分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が3月25日(日本時間26日)、自身の通訳だった水原一平氏が違法賭博に関与していたとされる問題に「関与していない」とする声明を発表したことを受け、大谷を広告で起用する日本企業の多くは引き続き起用する方針を明らかにした。

 2018年から大谷をブランドアンバサダーとして起用している三菱UFJ銀行は、「現時点で起用方針を変える予定などはない」と明言。ただ、今後の継続起用については、「今後の調査など、状況を見守りたいと考えている」と付け加えた。また、違法賭博に関し送金などに同行が関わった可能性については、「個人取引については答えられない」とした。

 高級スキンケアブランド「コスメデコルテ」シリーズの広告に大谷を起用する化粧品メーカーのコーセーも、引き続き大谷を起用する方針に変更はないとした。

西川「引き続き睡眠分野でサポート」

 北海道日本ハムファイターズ在籍時の17年から大谷のコンディショニングサポートを担い、広告にも起用している寝具メーカーの西川も、「現時点で起用を継続する」と説明した。大谷が使用しているマットレス「エアー」ブランドの23年の売上額は前年比で約5割増と好調で、使用モデル「エアーSX」(17万6000円〜)は「生産が追い付かない」という。「シーズンに集中してもらえるよう、引き続き睡眠分野でサポートしていく」との方針を明かした。

 時計メーカー大手セイコーウオッチも現時点で大谷の起用方針に変更はないとし、「シーズンでの活躍を楽しみにしている」とコメントした。

photo 大谷翔平選手を起用しているコーセーの広告=16日、東京都渋谷区(岩崎叶汰撮影)

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