日本発スタートアップが3月に発表した資金調達のうち、最も金額が大きかったものは──起業支援事業などを手掛けるフォースタートアップス(東京都港区)がこんなランキングを発表した。
1位は宇宙ごみの除去技術を開発するアストロスケールホールディングス(70億円)、2位は自動運転システムを開発するティアフォー(65億円)。フォースタートアップスは科学的な発見によって社会に影響を及ぼす「ディープテック」系スタートアップが上位に並んだとしている。
3位は電力の小売などを手掛けるエナジーグリッド(36億円)、4位は電子回路基板の製造開発を手掛けるエレファンテック(30億円)、5位はAIを活用した内視鏡システムを手掛けるアイリス(23億円)だった。
他には、核融合炉の商用化を目指すBlue Laser Fusionが6位に(21億円)、商用EVの製造販売を手掛けるEVモーターズ・ジャパン(16億4000万円)が9位に、AI翻訳機を手掛けるポケトーク(10億円)が12位に入った。
調査は3月1日〜31日に実施した。対象はフォースタートアップスが運営するスタートアップ企業のデータベース「STARTUP DB」に登録した約2万3000社。各社の登記簿謄本、プレスリリースから情報を集め集計したという。なお、3月に資金調達を発表していることを基準に集計したため、企業によっては実際の調達が2月以前だった可能性もあるとしている。
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