トヨタの「アルファード」を盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗の疑いで、住所、職業不詳の高見陽介容疑者(30)を逮捕した。高見容疑者は、自動車窃盗グループの指示役とみられる。調べに対し「詳しいことは弁護士が来てから話す」と認否を留保している。
捜査3課によると、グループは2023年2月〜24年6月にかけて、車のコンピューターに接続して解錠したり、エンジンを始動させたりする特殊機器「CANインベーダー」を使用。主にアルファードを狙って、東京、埼玉、千葉の1都2県で計76件、被害額計約3億7千万円の盗難を繰り返していたとされる。盗難車はアラブ首長国連邦(UAE)などに不正輸出されていたという。
逮捕容疑は実行役ら3人と共謀し、23年3月23日未明、埼玉県富士見市内で男性(30)のアルファード1台(時価約600万円)などを盗んだとしている。3人はいずれも窃盗罪で実刑が確定するなどしている。
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