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作者の不祥事と作品は分けて考えるべき? ゲームからの楽曲削除でマンガ家が感じたことサダタローのゆるっとマンガ劇場(1/6 ページ)

» 2024年06月23日 07時14分 公開
[サダタローITmedia]

 人気音楽ユニット「ツユ」のメンバーの一人が起こした事件が大きな波紋を起こしています。KONAMIは自社のゲームからツユの楽曲を削除し、SEGAも同様の措置をとると発表しました。

6月12日付のセガ「プロジェクト セカイ カラフルステージ!feat.初音ミク」の発表

 ツユの楽曲がゲームで聞けなくなることに対し、楽曲に罪はないけど致し方ないという意見がSNSで多数みられました。ボクも全く同じ思いです。

 音楽に限らず、マンガや小説などの作品のブランドイメージには、どうしても作者のイメージも含まれます。昔からのメディアの露出に加え、最近ではSNSでの情報発信等の機会も増えたことにより、作者とファンの距離はどんどん近くなっていますし、作者のイメージを抜きに作品を楽しむことはますます難しくなっていると思います。

 そんな現状では、作品に罪はないからといって作品と作者を完全に分けることはできません。作品の提供を停止することは必然だとボクは考えます。

 一方、それでもただ純粋に作品を愛し、作品を楽しみたい人がいるのもまた事実でしょう。そういった人が作品を手に取れなくなるのは悲しいことです。そういったことにならないためにも、作者は作品にネガティブなイメージが付かないように気をつけなければならないな……と、自戒を込めて考えるのでした。

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