米AI企業xAIのイーロン・マスクCEOは7月22日(現地時間)、6月に発表したテネシー州メンフィスの“世界最大のスーパーコンピュータ”、「Gigafactory of Compute」が同日早朝に稼働を開始したとXにポストした。「世界最強のAIトレーニングクラスタ」だとしている。
この施設には、10万台の液冷式H100(米NVIDIAが2022年に発表したデータセンター向けGPU)を搭載しており、「世界最強のAIをトレーニングする上で大きな利点になる」とマスク氏。
“世界最強のAI”の具体名は示していないが、xAIが昨年11月に発表した。独自LLMの「Grok」とみられる。Grokは現在、マスク氏がオーナーである米Xの有料ユーザー向けに提供されている。
メンフィスの商工会議所はGigafactory of Computeの開設を歓迎しているが、同地の環境保護団体Menphis Community Against Pollutionは、この施設が周辺地域に及ぼす環境影響への懸念を表明している。
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