CODA(コンテンツ海外流通促進機構)は9月6日、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」といった日本のアニメを放送/配信前に入手し、SNSに動画や静止画を投稿していた、いわゆるリークアカウントに対し、米国の裁判所が発信者情報開示命令を出したと発表した。
これらリークアカウントは、アニメ放送前に一般には入手できないはずの動画やそこから切り出した静止画を、権利者に無断でX(旧Twitter)に投稿。広く一般へ拡散し、表示回数を集めていた。
権利者であるアニプレックスと東宝は今年6月、裁判所に情報開示請求の申し立てを行った。CODAは情報収集や証拠集めで協力した。8月20日には裁判所から情報開示命令が出て、同月30日に送達手続きがとられている。
CODAによると、日本のアニメ関連リークに対し、米国の栽培所が発信者情報開示命令を出したのは初めて。他のアニメについても同様の被害相談を受けており、情報や証拠の収集を行っているという。
「被害権利者と連携の上、明らかになるアカウント所有者の情報を基に厳正に対応し、このようなリークアカウントに対する厳重な処罰を求めていく」(CODA)
ブラジル政府の「アニメ作戦」などで日本アニメの海賊版16サイトが閉鎖──CODA発表
日本語辞書を無許諾で提供していた中国サイト「Sora」閉鎖 CODA発表
アニメ海賊版サイト「B9GOOD」元運営者らの有罪判決が確定 計4万5880本を無断掲載──CODA発表
開発8年、サービス2週間──異例の早さで販売中止となった新作ゲーム「CONCORD(コンコード)」の顛末
VTuber盗撮疑惑の理事を解任、「日本歌ってみたMIX師協会」が公表 疑惑が事実なら除名へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR