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「iPhone 16」発表 A18チップで「Apple Intelligence」をサポート 空間ビデオも撮影可能に

» 2024年09月10日 02時50分 公開
[ITmedia]

 米Appleは9月9日(現地時間)、同社のオンラインイベントにて6.1インチ「iPhone 16」と、6.7インチ「iPhone 16 Plus」を発表した。新型チップを搭載し、「Apple Intelligence」にネイティブで対応する。同社はあわせて、「iPhone 16 Pro/16 Pro Max」「Apple Watch Series 10」なども発表している。

「iPhone 16」

 新型チップ「A18」を採用。16コアのNeural Engineを強化し、機械学習処理を旧世代よりも50%高速化。iPhone 15の「A16 Bionic」と比べて処理速度を30%、5コアのGPUは40%高速化。Apple Intelligenceの処理にも耐えられる設計とした。ストレージは128〜512GB、人工衛星を使った緊急SOS機能も内蔵する。

新チップ「A18」
iPhone 15と比べてCPUは30%高速
GPUは40%高速に

 iPhone 15 Proに搭載されたアクションボタンがiPhone 16にも登場。さまざまなアプリを立ち上げられるようになった。また、本体側面にクリックできるタッチセンサーを内蔵し、カメラを立ち上げたり、ズームなどを操作できる「カメラコントロール」が使えるようになった。写真で撮影したものを調べたりするApple Intelligenceの視覚情報機能を呼び出すボタンとしても利用できる。

電源ボタンの下に新設された「カメラコントロール」ボタン
レストランを撮影→Apple Intelligenceが店舗の営業時間を調べるといった視覚情報の検索機能を呼び出すボタンとしても使える

 カメラは4800万画素の広角と、1200万画素のマクロに対応した超広角のデュアル構成。超広角カメラは光学系を刷新しており、2.6倍の光量を取り込めるようになったという。AFにも対応した。また、カメラの配置を見直し縦一列にしたことで空間フォト/空間ビデオが撮影できるようになった。

広角は4800万画素
超広角は1200万画素ながら光学系を刷新し、2.6倍の光量を取り込めるようになったという
カメラ機能まとめ

 カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリンの5色展開。価格はiPhone 16が12万4800円から、iPhone 16 Plusが13万9800円から。9月13日に予約受付をスタートする。

カラーは5色展開に。ビビッドな色が加わった
iPhone 16の新機能一覧

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