国土交通省は9月10日、米TeslaのEVについて日本法人のTesla Japanからリコールの届け出があったと発表した。リコールは、車両の一部に取り付けられているカメラに関するもので、かじ取り装置の基準を満たさないという。同社はソフトウェアアップデートで対応する。
カメラはBピラーに搭載されているもので、汚れなどでセンサーが感知不能になっている場合、それを検出しない仕様になっているという。運転者に対し、カメラが感知できない状態であることを知らせる故障警告などを行わないため、国土交通省は「かじ取り装置の基準を満たさない」としている。
車両はModel 3/Y/S/Xの一部個体で、計4388台が対象という。Tesla Japanは、該当車両に対し対策プログラムの配信を実施。タッチスクリーンへの表示、メール配信、電話などで運転者に通知するとしている。対策ソフトウェアはバージョン2024.26.7か、それ以降としている。
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