映画やビデオゲームのキャラクターフィギュアを手掛ける加PUREARTSは、新製品として発表した「Assassin's Creed Shadows(アサシン クリード シャドウズ)」のフィギュアについて、デザインが無神経だったと謝罪し、作り直す考えを明らかにした。
公式Xアカウントで公開した文書では「私たちは最近、無神経なデザインの(新製品を)リリースしました。ご指摘をいただいたことに感謝し、反省しております。現在Qlectors Assassin's Creed Shadows Yasuke & Naoeのデザインを作り直しております」と説明。予約注文はキャンセルになっておらず、対応の詳細は「近日中にお知らせする」としている。
フィギュアは、アサシンクリード シャドウズの主人公である弥助と直江をデフォルメしたもの。背景に使用していた一本柱の鳥居が、長崎原爆の被害を受けた「山王神社」(長崎市)の「二の鳥居」に酷似していると批判が出ていた。
アサシンクリード シャドウズを巡っては、5月に公開した予告動画で主人公の1人が実在の黒人であった弥助であることが明らかになると、ポリコレ的な思想を感じとった海外ユーザーからの批判が殺到。また開発スタッフが時代考証に自信を見せる一方、トレーラー内に不自然な描写が多かったことなどで日本でも物議を醸した。
その後も開発元である仏Ubisoftの誤った歴史認識に基づく言動や、画像無断使用の指摘に対する不誠実な対応などもあり、度々ネット上で話題に。Ubisoftは謝罪したが、9月26日にはゲームの発売を2025年2月に延期すると発表している。
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