「LINE」のトークルームで友人と写真を共有・保管できる「アルバム」機能で、一部のユーザーのサムネイル画像に他人の写真が混じる不具合が11月28日午後11時過ぎに起きた問題に関連し、「“アルバムのコンテンツ利用に関する同意”をOFFにしている人には問題の影響が出ていない」という言説がXで拡散した。だがこれは事実ではないとLINEヤフーが11月29日、ITmedia NEWSの取材に対して回答した。
不具合は28日午後11時過ぎごろに発生。LINEヤフーは同日午後11時42分にシステムを修正し、新たな不具合の発生が起きないようにしたという。だが、それより前に他人の写真が表示されたユーザーは、29日午後2時半現在も誤った写真の表示が続いている。
他人の写真が誤表示されている場合、アルバムのキャッシュを削除すれば誤表示を解消できる。自分の写真が他人のアルバムに誤表示されていた場合、現時点では削除する方法はない。現在、誤表示を完全に修正できるよう同社が対応を進めている。
この問題について、Xで「LINEの設定→アルバム→アルバムのコンテンツ利用に関する同意をOFFにしている人への影響は出ていないと報告が出ているので、急いでOFFにして」などの言説が拡散したが、同社によるとこれは事実ではない。
だが「アルバムの利用に関する同意」は、同社がグループ会社がアルバムのデータの一部を取得し、写真の整列などのUI変更、ユーザーにマッチしたコンテンツの表示などに利用することを許諾する項目。サムネイル画像のキャッシュとは関係なく、この機能のON/OFFと、今回の障害の対象かどうかは無関係という。
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