単発バイトのマッチングサービス「タイミー」は12月6日、いわゆる“闇バイト”の求人掲載を防ぐため、求人原稿の掲載前の全件確認や、働き手の電話番号を勤務直前まで非開示時にする、事業者の実態調査を改めて行う――といった対策を始めたと発表した。
24時間365日、求人原稿を掲載前に全件チェックする体制を新たに構築。求人原稿テンプレートが新規に作られた場合や内容が変更された際、公開前に目視と機械的な仕組みを組み合わせたて確認する。
不適切な可能性がある求人が掲載された場合に備え、働き手からカスタマーサポートに報告できる通報機能も搭載した。
働き手の電話番号は、勤務直前まで事業者に開示しない仕組みも新たに構築し、個人情報取得を目的にした不正利用を防ぐ。求人に申し込んだ後から利用できる事業者とのメッセージ機能にも通報機能を設置し、必要以上の情報を求められた場合にすぐ報告できるようにした。
事業者の実態調査も強化。既存の事業者の実体があるか、事業実態はどのようになっているかも再確認し、確認がとれなかった場合は求人を載せないようにした。新規事業者は公的書類の提出などが必須という。
過去に不正利用で利用停止になった事業者のデータを蓄積。その特徴との一致度が高いと検知した場合は自動的に利用を停止しているという。
同社は「社内のリスク・コンプライアンス委員会の最重要議題として不正利用を未然に防ぐための体制を構築している」と強調。捜査機関と連携し、対策を続けていくとしている。
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