自分語りから始めて恐縮だが、最近業務としてYouTubeで取材動画の発信に取り組んでいる。企画だけ、撮影の調整を手伝うだけなど関わり方はさまざまだが、極端なケースではレポーターとして自分で動画に出ることもある。
が、レポーターというのはなかなか難しい。視聴者に不快にしない立ち居振る舞いなど、四苦八苦している。自分で自分の動画を見ると、じっとしていられないのが丸見えで、結構恥ずかしい。
そんな折、米OpenAIの動画生成AI「Sora」が出てきた。細かい説明は過去記事に譲るが「これで自分が喋る動画を作れば、少しでも見栄えを良くできるのでは?」と思い、可能性を探ってみた。
まず、記者がどんな動画を作ろうとしたか説明しておく。Soraは最長でも20秒の動画しか生成できず、音声も作れない。そもそも自分が出ているのは、現場に行って素材を撮る取材動画なので、その様子をAIで生成するのはさすがにNGだ。
となると、作れるのは例えば導入の前説や「チャンネル登録お願いします」的なパートあたり。声は後で当てることになる。それでも、せりふを“噛む”わ、じっとしていられないわの記者からすれば結構助かる。というわけで、今回は「YouTubeの高評価・チャンネル登録お願いします」と話す5〜10秒ほどのカットを作れるか試行錯誤した。サンプル動画も掲載するので、あわせて確認のこと。
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