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吉本、Gemini活用「お笑い翻訳AIサービス」開発 まず字幕、今後はリアルタイム翻訳目指す

» 2025年01月21日 17時13分 公開
[ITmedia]

 吉本興業グループのFANYは、GoogleのAIモデル「Gemini」を活用した「お笑い翻訳AIサービス」のα版を開発したと発表した。漫才やコントなどの言い回しや表現をAIに学習させた字幕生成システムで、お笑いコンテンツのニュアンスを伝えられるサービスを目指す。

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 まず日本語から英語への翻訳からスタートし、次に中国語、韓国語など多言語の翻訳精度も向上させる計画だ。

 ブレインパッド技術協力を得て開発した。お笑い翻訳専門家のノウハウや吉本興業保有のネタ動画などを活用。お笑い特有の「フリ・オチ」や間、独特な言い回しによるおもしろさが損なわれないよう開発しているという。

 例えば、関西弁で母親を指す「オカン」という表現は、従来の音声認識では同音異義語の「悪寒」と認識され誤訳につながったが、新サービスなら「オカン」を正しく「お母さん」と翻訳できるという。

英語字幕に設定すると、翻訳結果を確認できる

 今後は、タレントのYouTubeの字幕や、吉本興業のインバウンド向け公演などで実証実験を重ね、将来はライブでのリアルタイム翻訳の実現に向けて開発を進める。

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