米Metaは2月14日(現地時間)、総延長5万キロメートルを超える海底ケーブルプロジェクト「Project Waterworth」を発表した。世界最長の海底ケーブルとして、米国、インド、ブラジル、南アフリカを含む5つの大陸を結ぶ計画だ。
Metaはこのプロジェクトの目的を、グローバルな接続性を向上させ、経済協力、デジタルインクルージョン、技術開発を促進することとしている。特に、インドにおけるデジタルインフラ、AIデータセンターやクラウドサービスの成長を加速し、AIサービスの展開を支援するという。
24ファイバーペアケーブルを水深7000メートルまでの深海に敷設し、高リスク地域での故障を減らすための埋設技術を採用する。
この発表は、ドナルド・トランプ米大統領が13日にワシントンD.C.でインドのナレンドラ・モディ首相と会談した翌日に発表された。米連邦政府は会談に関するプレスリリースの中で、このプロジェクトを両国による防衛パートナーシップの一環と位置づけた。インド政府は、インド洋における海底ケーブルの保守や修理に投資する意向だ。
Metaはこれまでにも複数の既存海底ケーブルに部分的に関与してきたが、Project WaterworthはMetaが完全に所有する初の海底ケーブルプロジェクトになる。こうした取り組みは米Googleも行っている。
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