東京メトロは3月18日、スタートアップ企業への出資などを手掛けるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)活動「Tokyo Metro Ventures」を始めたと発表した。2025年から27年度までの3年間で30億円の出資枠を設け、AIやSaaSから不動産・観光まで幅広いスタートアップ企業・ベンチャーキャピタルファンドに出資する。
メトロの沿線価値向上や人の流れの創出などにつながる革新的なサービスを生み出すことを目的に、AIやSaaS、Iot、建設、ロボティクス、不動産、エンタメ、旅行など幅広いスタートアップに出資する計画。
駅構内や車内などを事業検証の場として利用できる他、駅構内・車両の広告枠の一部を活用して認知拡大を図ったり、1日652万人の乗降客や、90万人の「メトロポイントクラブ」(メトポ)会員といった顧客接点も活用できるという。
同社はこれまで「Tokyo Metro ACCELERATOR」採択企業を中心に複数のスタートアップ企業に出資しており、シェアスペース「スペースマーケット」運営企業(IPO済み)などの出資してきた。
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