この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「AWS、すべてのリージョンとアベイラビリティゾーンの地理情報を明示へ」(2025年4月2日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は、すべてのリージョンとアベイラビリティゾーンの地理的な位置情報を明示したと発表しました。
これまでAWSのリージョンは、例えば「米国西部 (オレゴン) リージョン」「欧州 (アイルランド) リージョン」「アジアパシフィック (東京) リージョン」などと名称に地域や国、都市の名前などが含まれており、それぞれに「us-east-1」「eu-west-1」「ap-northeast-1」などのコードも割り当てられています。
またアベイラビリティゾーンについては、例えば東京リージョンのアベイラビリティーゾン1は「apne1-az1」、大阪リージョンのアベイラビリティゾーン1は「apne3-az1」などのコードが割り当てられています。
これらの名称やコードから、基本的にはリージョンとそれを構成するアベイラビリティゾーンがどこにあるのかは分かると思いますが、AWSは以下のように、その透明性をさらに高めると説明しています。
下記は「すべてのAWSリージョンとアベイラビリティゾーンの詳細な地理情報が利用可能になりました」からの引用です。
私たちがお客様から学んだことの1つは、AWSリージョン内のインフラストラクチャの特定のロケーションをより可視化する必要性です。 これは、インフラストラクチャの物理的な配置に特定の要件がある、金融業界やゲームのような規制の厳しい業界のお客様にとって重要です。
具体的には「AWS Availability Zones」のページで以下のようにアベイラビリティゾーンが位置する国名が明示されるようになりました。
この発表があったときには、日本国千葉県印西市みたいな詳細な場所まで明示されるのかと期待しましたが、そこまで詳しい場所は明示されないようです。
AWSは今後展開されるリージョンやアベイラビリティゾーンについても、こうした地理情報を公開していくと説明しています。
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