スターバックス コーヒー ジャパンは4月3日、「カスタマーハラスメント対応方針」を策定したと発表した。例えば「パートナー(従業員)の個人情報を収集したり、SNSなどで公開する行為」などが該当するとして、確認した場合は組織的に対応する方針を示した。利用客・従業員の安心感を確保し、安全な就労環境を守るのが目的という。
同社はカスハラを「お客さまからのお申し出や言動のうち、その内容や要求手段が社会通念上不相当なものであって、それによりパートナーの就業環境が害されるもの」と定義。従業員の個人情報を収集するといった行為に加えて「差別的な言動」「長時間にわたる執拗(しつよう)なクレームや不当な要求」などが該当するとした。
対象の行為に対しては、注意喚起や対応の中止、警察への相談・通報、店舗の利用を断るといった対応を取る。店舗においても従業員向けに学習の機会を設け、カスハラの予防と適切な対応に努めるという。
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