それでもサービス開始とほぼ同時に全ての貸出機が出払い、Webサイトで確認できる6週間以内の「空き状況」は現在も「×」だらけ。ネット上では予約機能の追加や確認できる期間の拡大を求める声も上がっている。
坂井さんによると、今の時点で新たな機能の追加は予定していないという。理由は「今のサービスは実験的な試み」のため。「まずはユーザーの意見を集めて分析します。その結果、必要と思われた機能については検討していきます」としている。
6月には、PS5の競合機となる「Nintendo Switch 2」が発売される。国内版は多言語版よりも2万円も安い価格設定で話題になったが、それでも約5万円(税込み、4万9980円)と、レンタルビデオ店が流行した時代のファミコン(1万4800円)や「ゲームボーイ」(1万2800円)を思うと隔世の感がある。
まして、PS5は約8万円だ。昔のゲームとは性能やクオリティーが全く違うとはいえ、家庭用ゲーム機というものが、以前より気軽に購入できなくなったのは確かだろう。親が子どもに買い与える玩具として、あるいは中高生がお年玉を貯めて購入するものとしては厳しい価格帯になってしまった。そんな時代で、ゲオのようなレンタル屋さんが再び脚光を浴びる可能性も大いにありそうだ。
「街のレンタル屋さんは下火になっている状況ですが、新しい形でもう一度、皆さんにレンタルの良さを思い出していただきたいですね。その場で借りられる即時性やリアルショップならではの良さも感じていただければうれしいです」(坂井さん)
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