ジーユーは5月23日、人気漫画「ちいかわ」とのコラボレーションアイテムを発売した。人気コンテンツだけあって需要は高く、ECサイトでは一時対象商品が買いにくくなる状態に。転売への注意喚起に加え、購入制限も設けていたものの、フリマアプリには定価以上での出品がずらり。日本マクドナルドが発売したハッピーセットのおもちゃ同様、呼びかけを無視した転売がなされている状況だ。
ジーユーは「ちいかわたちの夏休み」をテーマに、Tシャツやルームウェア、ソックスなどのサマーアイテムを展開。ECサイトでは午前7時15分に販売を開始したが、発売直後から順番待ちの案内が表示されるなど、購入しづらい状態が続いた。同社は混雑が午前7時30分ごろから発生していたとして、同日公式Webサイトで謝罪した。
ECサイトでは、高い需要を想定してか「1人1柄1色につき2点まで」という購入制限を設けていた。さらに特設ページで「転売目的での購入は固くお断りする」と明記。規約違反があればオンラインストアでの注文をキャンセルするほか、転売目的と判断した場合は返品不可とする方針も示していた。
しかし実際には、フリマアプリ「メルカリ」などで、定価を上回る価格での出品が相次いでいる状況だ。すでにECサイトでは品薄といい、ジーユーは今後、一部商品について数量限定でのオンライン予約販売を行う方針。詳細は販売状況を踏まえて決定するという。
ちいかわのコラボ商品を巡っては、日本マクドナルドも16日におもちゃつきのハッピーセットを発売。しかしおもちゃに人気が集中し、転売が続出した。日本マクドナルドは「一人でも多くのお子様にお届けするため、2種あわせて、一人4セットまでの購入をお願いしています」とし、ジーユーと同様に転売行為を控えるように呼び掛けもしていたが、フリマアプリでは転売が相次いだ。
ちいかわ・マイクラのハッピーセット人気 マック「転売目的での購入控えて」呼び掛けも、フリマアプリでは……
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