この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「国産インメモリDB「劔(Tsurugi)」がMCP対応、オープンソースで公開。自然言語で操作可能に」(2025年5月26日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
ノーチラス・テクノロジーズは、国産のインメモリデータベース「劔」(Tsurugi)をModel Context Protocol(MCP)対応とし、オープンソースで公開することを発表しました。
データベースであるTsurugiがMCP対応となることで、Tsurugiに対して自然言語での問い合わせや指示などが可能になるとしています。
MCPは、AIがさまざまな外部サービスとの連携を行うためのプロトコルです。事実上の業界標準となっています。
TsurugiがMCP対応になることで、自然言語による問い合わせや指示などがAIによってSQLに変換され、そのSQLがTsurugiに渡されて実行されます。そして結果が、指定された出力先やAIなどに戻される、などの仕組みが実現できるようになります。
問い合わせだけでなくバッチ処理の開始など、Tsurugiへの指示も可能になります。
さらにTsurugiでは、AIのローカル実行をサポートすると説明されています。これによりMCP経由で外部からデータベースへアクセスすることを許可することなく、Tsurugi内部で処理が行われるため、より安全にAIを用いた自然言語によるアクセスを可能にします。
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