KDDIは6月11日、東京都多摩市に新しいデータセンター「Telehouse TOKYO Tama 5-2nd」を着工したと発表した。開業予定時期は2027年秋。AIの普及で高まるデータ処理ニーズに対応し、「日本のAX化(AIトランスフォーメーション)に寄与する」としている。
同施設は地上8階、地下1階建て。サーバを収容するラックは約1900台を設置可能で、最大18MWの受電容量を備え、高電力GPUサーバに求められる水冷方式にも対応する。使用電力は全て再生可能エネルギーで賄うとしている。
建設地の詳細は明らかにしていないが、KDDIは「都心からのアクセスが良好で、堅牢な地盤と高い標高により、水害リスクへの防災性にも優れている」と説明。同施設を「ビジネスや通信インフラの中核」に位置付けるとしている。
同社は世界10カ国以上・45拠点以上でデータセンター事業を展開。多摩エリア全体での受電容量は、同施設の建設により約100MWとなる見込みだという。
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