7月20日投開票の参院選の比例代表で、政治団体「チームみらい」の安野隆博氏が初当選が確実になった。チームみらいは得票率2%を上回り、政党要件を満たして国政政党となる。
安野氏は、政党交付金を使って永田町にエンジニアチームを設置し、政治のデジタル化を進める方針を示している。
安野氏は1990年生まれの34歳。東京大学工学部で機械学習を学んだ。ボストン・コンサルティング・グループを経て、2社のスタートアップを創業。昨年の東京都知事選に出馬し、15万4638票を獲得し5位に入っていた。
チームみらいは安野氏が5月8日に設立を表明した新党で、「テクノロジーで誰も取り残さない日本をつくる」ことを理念に掲げる。今回の参院選では全国で15人の候補者を擁立し、安野氏のみ議席を獲得した。
同党はマニフェストをオープンソース化し、市民の意見を反映しながら政策を更新していく手法を採用。選挙戦の公約では、AIやITを活用した行政のデジタル化推進や、子どもの数に応じて親の所得税率を下げる「子育て減税」などを掲げていた。
東京都がAI活用に向け有識者会議 松尾豊教授や安野たかひろ氏、Sakana AI伊藤COOなど出席
「そんなにカネかかるとは……」AIを政策立案に活用の立民、先行する国民民主に焦り募らせ
「そんなにカネかかるとは……」AIを政策立案に活用の立民、先行する国民民主に焦り募らせCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR