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ポケポケ運営「イラストレーターを中傷しないで」 カード“絵なし”問題は「運営の責任」

» 2025年08月01日 10時36分 公開
[ITmedia]

 スマートフォン向けカードゲームアプリ「Pokemon Trading Card Game Pocket」(ポケポケ)内の一部のイラストで制作過程に問題があった件をめぐり、イラストにクレジットされていたイラストレーターが批判されていることを受け、ゲームの公式サイトとXアカウントが7月31日、誹謗中傷をやめるよう呼び掛けた。

画像 ポケポケ公式Xに31日付で投稿された説明
画像 問題のカードはブランクで提供されている

 この問題は、ポケポケの新カード「ホウオウex(★3)」イラストがイラストレーター名とともにリークされたことが発端。それを見た海外のイラストレーターが「私がファンアートとして描いたものをトレースしたのではないか」と投稿し、物議になっていた。

 ポケポケ公式は7月30日、このカードを含む2枚のイラストについて、「カード制作チームがイラストレーターに対して、誤った資料を正式な資料として提供していた」ため問題が起きたと釈明。2枚のイラスト部分をいったんブランクで提供すると発表した。

画像 ポケポケ公式Xに投稿された、30日付の釈明

 その後も、カードにクレジットされていたイラストレーターに批判や中傷が集まったため、運営の公式Xは31日に改めて、「今回のイラストの不備は、ポケモン社と(カードメーカーの)クリーチャーズ社が、誤った資料を正式な資料としてイラストレーターに提供したことに起因する。すべての責任は発注元にある」と説明した。

 また今回は、「カード制作チームが作成した企画スケッチをそのまま清書するようイラストレーターに依頼」したケースであり、「イラストレーターは発注元の要望に従って忠実に制作してくださった」とし、イラストレーターに責任はないと強調している。

 運営チームは、ファンとイラストレーターに改めて謝罪。「品質管理の徹底と再発防止に努める」としている。

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