ウェザーニューズ(千葉市美浜区)は8月12日、天気アプリ「ウェザーニュース」のレーダー画面に、ユーザー投稿を表示する新機能「リポート」を追加したと発表した。1日あたり約20万通寄せられるという天気報告「ウェザーリポート」をマップ上に可視化し、現地の天気や体感をリアルタイムで把握できるようにする。
リポート機能では、「ひょう」や「大雨」など局地的で影響の大きい気象現象をAIが判定し、優先的にマップ上に表示する。表示されたアイコンをタップすると、投稿者が撮影した写真や動画、コメントを確認可能で、「世田谷区で雹が降っている」「新宿駅前で急な雷雨」といった情報を、雨雲の動きとあわせて把握できる。検索機能も備えており、「体感」「虹」「花粉」といった任意のキーワードで投稿を絞り込める。
投稿はマップ画面の「投稿する」ボタンから行える。「ポツポツ」「ザーザー」といった雨の強さや、「耐え難い暑さ」「ムシッと暑い」といった体感を直感的に選べるほか、写真や一言コメントも添えられる。
ウェザーリポートは、同社が2005年から運用しているユーザー参加型の気象情報投稿機能。天気予報の精度向上や、災害時の状況把握に活用しているといい、累計投稿数は2025年7月に1億通を突破している。
7月には、Yahoo!天気アプリの類似機能「みんなの投稿」がXで話題に。ユーザーが現在地の天気や体感を地図上に投稿できるというもので、地図上に日常的でゆるいコメントが並ぶ様子が「昔のTwitterみたい」などと話題を呼んでいた。
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