米Googleは8月25日(現地時間)、AI搭載のリサーチアシスタント「NotebookLM」内の動画による要約機能「Video Overview」を、80言語に対応させたと発表した。あわせて、音声による「Audio Overview」についても、英語以外の言語で詳細な解説を生成可能とした。
新たに対応するのは日本語の他、中国語、スペイン語、アラビア語など主要言語を含む80言語。同日から順次、全世界で展開する。
NotebookLMは、ユーザーが指定したソースだけに基づいて、AIが要約や質問応答を行うリサーチアシスタント。Googleドキュメントやスライド、PDF、WebサイトのURL、YouTubeのリンクなどをアップロードし、その内容を整理・解説させることができる。2023年7月に発表され、日本でも24年6月から日本語で利用できるようになっている。
Video Overviewは、アップロードしたソースの内容を、動画として提示する機能。学生が講義資料を復習したり、研究者が学術発表の要点を把握したり、DIYの複雑な手順を学んだりする際に活用できるとしている。7月に英語版が導入され、今回のアップデートで対応言語が大幅に拡大することとなる。
Audio Overviewは、男女2人の声によるディスカッション形式の音声を生成し、ソースの内容を解説する機能。長さはカスタマイズでき、要点を絞った短い概要を生成することも可能だ。英語以外の言語では従来、簡単な要約の生成のみにとどまっていたが、今回から英語版と同等の詳細な解説を提供できるようになったという。
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