ソフトバンクは9月9日、ロボットでの保守や点検がしやすいサーバラックを開発したと発表した。電源、冷却、通信に必要なケーブルを全て排し、専用のアダプター同士をつなげばそれぞれが機能するよう設計。ロボットがサーバを押し込むだけでラックに設置したり、交換したりできるようにした。
ラックとそこに格納する機材の規格「EIA規格」(幅19インチ、約482.6mm)に準拠する汎用サーバを収納可能で、市販のサーバにも対応する。電源にはラック背面の金属棒から直接給電する「バスバー方式」を、冷却には水冷用の部品を差し込むだけで接続できる「ブラインドメイト式コネクター」を、通信には光信号を利用する「光コネクター」を採用しており、どれもケーブルなしでサーバと接続できる。
ソフトバンクは今後、このサーバラックを実際にロボットと連携して運用できるか検証。ロボットによるサーバ設置・撤去・交換・点検の自動化を目指す。
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