ドナルド・トランプ米大統領は9月19日(現地時間)、自身で運営するSNSのTruth Socialに、中国の習近平国家主席と電話会談を行ったと投稿した。その中で「TikTokの取引承認など、多くの重要な問題について進展があった」と述べた。
同氏は15日には、中国ByteDance傘下のショート動画アプリTikTokを巡る米国内での事業売却問題について、19日に習首席と話し合うと予告していた。また、16日にTikTokの事業売却期限を9月17日から12月16日に延長した。
トランプ氏は19日の投稿で(中国側の)「TikTokの承認に感謝する」としている。だが、中国外交部は同日、この電話会談について公式に発表し、TikTok問題については「中国の立場は明確である。中国政府は企業の意向を尊重し、市場ルールに基づく商業交渉を行い、中国の法律法規を順守し、利益のバランスが取れた解決策に到達することを歓迎する」としており、取引を承認したとは明言していない。「TikTok問題を適切に解決するための両チームの協議を支持する」ともしており、今後さらに協議が続くとみられる。
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