米Googleは9月22日(現地時間)、同社のAIチャットボット「Gemini」を「Google TV」搭載テレビでも利用できるようにしたと発表した。まずは中国TCLの最新モデルで提供を開始し、今年後半に中国Hisenseの2025年モデルや「Google TV Streamer」でも利用可能になる。Google TVは一部のソニー製テレビにも搭載されているが、ソニーには言及していない。「これはほんの始まりに過ぎず、テレビ向けのGemini機能は近日中にさらに拡充される予定」という。
現行のGoogle TVには「Googleアシスタント」が搭載されており、基本的な操作が可能だが、Geminiでは自由な会話による質問が可能になる。例えば、タイトルを思い出せない新番組について「話題になっている新しい病院ドラマは?」と尋ね、候補として「The Pitt」が挙げられた後、さらに「The Pittのレビューはどう?」などと追加の質問ができる。
また、PCやスマートフォン上のGeminiと同様に、一般的な質問もできる。そうした質問に対して「GeminiはYouTube動画と合わせて役立つ回答を提供する」という。例えば、子どもの宿題を手伝うために「小学3年生の子に火山が噴火する理由を説明して」と頼むと、関連するYouTube動画を複数紹介する。
Googleは1月のCESに合わせてGoogle TVへのGemini搭載について予告していた。
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