青森県むつ市は9月24日、国勢調査を巡り、対象世帯の個人情報を一部紛失したと発表した。調査員が20日、4世帯分の住所と世帯主の氏名を記載した付箋4枚を紛失した。このうち1枚は後日見つかった。
調査員は20日、午前9時から正午にかけて担当エリアを巡回調査しており、訪問先の情報を付箋にメモしていた。その後調査員が帰宅し、調査世帯の一覧にメモの内容を転記しようとしたところ、紛失に気付いた。
調査員は翌日、担当エリアを捜索したものの、付箋は見つからず、同日午後3時35分に市へ報告した。市は22日から23日にかけ、対象世帯を訪問し謝罪。このとき、なくした付箋のうち1枚が見つかったという。
市は「付箋用紙という落下・紛失しやすい媒体に個人情報を記入し、その管理が不十分だった」とし、今後は調査員に対して個人情報の保護や取り扱いの重要性を周知し、再発防止を目指す。個人情報を付箋など紛失しやすい媒体に記入する行為も禁止する。
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