総務省が10月1日に実施する国勢調査を巡り、同省や警察庁、消費者庁などが調査をかたる詐欺への注意を呼び掛けている。9月19日時点で調査を装った偽メールを複数確認しているといい、ネット上での調査をかたる偽メール・偽サイトに加え、調査を装い銀行口座の暗証番号やクレジットカード番号、資産額を聞いたり、金銭を要求したりする行為に注意喚起している。
国勢調査は、調査員が配る書類に記載のID・パスワードで専用のWebサイトにアクセスするか、紙の調査票を郵送、もしくは調査員に提出することで回答できる。総務省などは調査において、金銭を要求したり、銀行口座の暗証番号やクレジットカード番号、資産額を聞いたりすることはないとしている。メールで調査の回答を依頼することもないという。
正規の調査員は調査員証の有無や専用の手提げ袋を持っており、偽物を見分ける手段になるとしている。ネットで回答する場合は、調査書類に記載のQRコードなどから回答用のサイトにアクセスし、不審なメールやWebサイトは利用しないよう呼び掛けている。
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国勢調査のパスワード入り用紙、無防備に郵便受けに? 総務省「調査員の指導、行き届かなかったかも」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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