取次会社大手のトーハン(東京都新宿区)は10月22日、無料で読めるショートストーリーを印刷して頒布する「物語の自動販売機」を発表した。同日から東京の「世田谷文学館」を皮切りに各所で実証実験を行う。
高さ118cmの本体にタブレットと印刷機を内蔵。利用者が画面に表示される項目から一つを選ぶと、各項目に登録された物語の中から、ランダムに一つを印刷する。
登録するストーリーは、その土地にゆかりの深い作品の一部やイベントに関連する文章など、設置場所に応じて変更可能。字数は500〜2500字程度のため、数分で読めるとしている。
トーハンの社内ベンチャー制度「Business Design Lab.(ビジネスデザインラボ)」から立ち上がった企画。若手社員が書店以外の場所で作品に触れ、物語の面白さに気づくきっかけを作りたいという思いで発案したという。
今後は公共施設やイベント会場などに設置し、地域文化や観光の活性化、企業のPRなどに活用する考え。また出版社や作家とも連携し、新刊紹介など書籍の販売につなげる取り組みについても検討していく。
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