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真っ白の自動販売機、ダイドーが公開 商品サンプルやボタン、コイン投入口はなし

» 2025年09月25日 20時47分 公開
[ITmedia]

 ダイドードリンコは9月25日、商品サンプルやボタン、コイン投入口がない新発想の自動販売機「HAKU(ハク)」を公開した。同日、静岡県裾野市にオープンしたトヨタの実験都市「Toyota Woven City(トヨタ・ウーブン・シティ)」に設置している。

ダイドードリンコの自動販売機「HAKU(ハク)」(出典:ダイドードリンコ)

 HAKUは、前面がディスプレイになっていて、画像や映像を投影できる自動販売機。利用者はスマートフォンでQRコードを読み取り、端末の画面で商品を選び、キャッシュレス決済を行う仕組みだ。

 ディスプレイに表示する映像は、設置場所の雰囲気に合わせてカスタマイズが可能(特許出願中)。同社は「あらゆる空間や場所に溶け込み、調和できる」としている。

 ただし、25日に現地で行われたデモンストレーションでは前面ディスプレイへの投影はなく、横に置いた看板のQRコードを読み込んでいた。

 トヨタ・ウーブン・シティは、裾野市にあった東富士工場の跡地を利用し、最大2000人が住む1つの街を作るプロジェクト。新しいモビリティやサービスなどをテストする実験場として機能し、Inventors(インベンター)と呼ばれるパートナー企業・個人20者が実証を行う。同日、「Phase 1」と呼ばれるエリアがオープンした。

オープン日のデモの様子。QRコードを読み込むと……
スマホの画面にメニューが表示された
スマホ上でキャッシュレス決済を行うと自販機から商品が出てくる
環境に溶け込む自販機(出典:ダイドードリンコ)

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