ダイドードリンコは9月25日、商品サンプルやボタン、コイン投入口がない新発想の自動販売機「HAKU(ハク)」を公開した。同日、静岡県裾野市にオープンしたトヨタの実験都市「Toyota Woven City(トヨタ・ウーブン・シティ)」に設置している。
HAKUは、前面がディスプレイになっていて、画像や映像を投影できる自動販売機。利用者はスマートフォンでQRコードを読み取り、端末の画面で商品を選び、キャッシュレス決済を行う仕組みだ。
ディスプレイに表示する映像は、設置場所の雰囲気に合わせてカスタマイズが可能(特許出願中)。同社は「あらゆる空間や場所に溶け込み、調和できる」としている。
ただし、25日に現地で行われたデモンストレーションでは前面ディスプレイへの投影はなく、横に置いた看板のQRコードを読み込んでいた。
トヨタ・ウーブン・シティは、裾野市にあった東富士工場の跡地を利用し、最大2000人が住む1つの街を作るプロジェクト。新しいモビリティやサービスなどをテストする実験場として機能し、Inventors(インベンター)と呼ばれるパートナー企業・個人20者が実証を行う。同日、「Phase 1」と呼ばれるエリアがオープンした。
トヨタの実験都市「Woven City」、きょうオープン “豊田親子”も入居予定と明かす
なぜ、トヨタは「実験都市」をつくるのか? その狙いと勝算を考える
トヨタ、EVバス「e-Palette」発売、2900万円から 27年度のレベル4自動運転対応を目指す
「AE86」の水素エンジン車とBEVコンセプト車両、トヨタが公開 東京オートサロンで
いまさら「国宝」を見て感動したマンガ家の絶賛ポイント〜若干のイチャモンを添えてCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR