この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「自然言語でKubernetesに話しかけて運用管理可能に。AWSがフルマネージドなAmazon EKS MCP Serverをプレビュー開始」(2025年11月27日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は、複雑なkubectlコマンドや深いKubernetesの専門知識を用いなくとも、自然言語でKubernetesに指示をして運用や管理を可能にするフルマネージドな新サービス「Amazon EKS MCP Server」のプレビュー公開を発表しました。
Amazon EKS(Amazon Elastic Kubernetes Service)は、AWS上でKubernetesをマネージドサービスとして提供するサービスです。利用者はKubernetesを用いてクラスタを作成し、コンテナのスケジュール設定、アプリケーションの可用性の管理、リソースの動的スケーリングなどの運用を行うことができます。
しかしKubernetesを用いたクラスタの管理運用には、AWSのインフラやネットワーク、セキュリティ、コンテナオーケストレーションなどの専門知識を必要とします。
今回プレビュー公開されたフルマネージドなAmazon EKS MCP Serverは、これらの知識を備えたAIが利用者の自然言語による指示によってKubernetesを操作してくれるというものです。
AWSは以前から、利用者自身がMCP Serverをインストールし運用する形式でのAmazon EKS MCP Serverを提供してきました。今回、それをマネージドサービスとして提供された点が大きな違いとなります。
Amazon EKS MCP Serverは以下の機能を提供すると説明されています。
Amazon EKSクラスタの作成と管理。
Kubernetesコマンドを用いなくとも、Amazon EKSクラスタ内のKubernetesリソースの管理や対話が可能。
アプリケーションをデプロイするためのKubernetesマニフェストを生成。
AWSがこれまでKubernetesクラスターを運用してきた知識に基づくトラブルシューティングガイドを提供。
AWSのドキュメントやナレッジベースを検索し、最新の情報やベストプラクティスを確認できる。
今回のフルマネージドなAmazon EKS MCP ServerではさらにAmazon Qとの統合が進んでおり、ダッシュボードのエラーメッセージのすぐ隣にAIによるトラブルシューティングの選択肢が表示されるため、ワンクリックで根本原因を診断し、解決するための手順を知ることができるようになりました。
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