我々はいろんなものの「色」を見てるのだけど、実際に見ているのは、その物体を反射した光。白い皿でも赤い色の照明を当てると赤っぽくなるし、青白い光を当てると青白くなる。夕日を浴びるとオレンジ色になるし、日陰はちょっと青白い。
ホワイトバランスをその環境に合わせることで白いものは白く、青いものは青く撮れ、色に関して違和感のない写真を撮れる。オートホワイトバランス(AWB)はそれを自動的にやってくれる設定だ。
昔に比べるとAWBの精度も上がって、たいていのシーンでうまくいくわけだけど、カメラ側の性能が上がってもどうしようもないことってある。「正しい色が常に正義とはかぎらない」から。
例えば、夕日を浴びた白い建物が赤く染まっているところがいいなと思って撮っても、白いものは白いのだ、ってホワイトバランスを合わせられちゃうと台無しだし、でも夕刻だろうがなんだろうが白い建物は白く撮りたいこともある。
なので今のミラーレス一眼は……ほとんどの機種がAWBを2〜3種類(機種によってはそれ以上)持ってる。オートだけで何種類もあるってややこしい。
その3つはこんな感じ。
雰囲気重視(白熱灯などオレンジっぽい光の時はあまり強く白を合わせない)、ホワイト重視(可能な限り白いものを白く撮るぜ)、標準(まあだいたい両者の中間)だ。
ちょいと白熱灯に近いオレンジ色(色温度が低いという)の灯りで撮り比べてみた。画面はソニーのα7C II。AWBに3種類あり、選べるようになっている。
この辺のインタフェースは機種によって違うけど、まあこんな感じ。
ニコンにいたってはさらに屋外用に「自然光オート」なんてAWBも持ってる。これはなかなか実用的で、ニコンのカメラで屋外で撮るときはこの設定にすることが多い。
というわけで、凝った撮影はしない人でも、AWBの使い分けは覚えておくといいかと思う。
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