スカパーJSATは12月8日、次期通信衛星「JSAT-31」「JSAT-32」の打ち上げパートナーとして米SpaceXと契約したと発表した。すでに契約済みの「Superbird-9」を含む3機を2027年度から順次打ち上げる。
このうち、JSAT-31とSuperbird-9は、軌道上で通信地域や伝送容量を柔軟に変更できる「フレキシブル衛星」。日本を含むアジア太平洋地域で大容量の衛星通信サービスを提供する。
JSAT-32は、Ka、Kuバンド対応。日本や周辺海域をカバーし、同社が保有する17機の静止軌道衛星によって提供してきた通信容量を倍増させるという。これにより飛行機の機内インターネット接続や安全保障分野での需要に応えるとしている。
スカパーJSATは、SpaceXの草創期から協力関係を築いており、これまでに16年の「JCSAT-2B」など3機の衛星を打ち上げた実績がある。「近年SpaceXは、安定かつ高頻度な打ち上げで確かな実績を積み重ねており、同社を信頼できるサービス事業者の1社として、今回選定した」(スカパーJSAT)。
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