映像制作会社で、YouTube動画「狂犬病予防注射会場のドタバタ劇」シリーズで知られるとやまソフトセンター(富山市)は12月15日、同社が投稿したコンテンツの無断転載について注意喚起した。「私たちは飼い主さんに、撮影した動画が他の方のSNSアカウントで公開される許諾を得ておりません。どうか動画の転載をおやめください」(同社)
狂犬病予防注射会場のドタバタ劇は、その名の通り狂犬病予防注射会場に訪れた飼い犬や飼い主へのインタビューを中心とした動画シリーズ。注射を嫌がる犬の様子などがかわいいと人気で、シリーズを投稿しているYouTubeチャンネルは15日時点で約29万5000人が登録している。
シリーズ自体は同社のYouTubeチャンネルで2021年ごろから投稿しているが、Xでは25年12月11日ごろから動画のスクリーンショットや切り抜きを投稿・紹介するユーザーが現れるように。いくつかは多くのリポスト・いいねがつき、15日にかけて同様のポストが拡散されている状況だ。
とやまソフトセンターは「ほとんどが『このシーンいいよね』と悪意なく動画を切り抜いて投稿されるのだと思います」としつつ「その部分だけがクローズアップされて、その背後にある飼い主さんの思いや、喜び・悲しみ、感謝といった、察することができない微妙な事情が伝わらず、ときには誹謗(ひぼう)中傷されることがあります」と呼び掛け。切り抜きを控えたり、すでに投稿してしまった人には削除したりするよう求めた。
「何の気なしに投稿した切り抜きが多くの目にとまり、中には言われなき誹謗中傷のコメントがつく場合もあるでしょう。そのコメントを見た飼い主さんがどのような気持ちになるかは想像に難くありません。すでに切り抜きを投稿されている方は、どうか削除していただきますようお願い申し上げます」(同社)
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