米Google傘下のYouTubeは1月14日(現地時間)、ティーン向けの視聴体験を保護者が細かく管理できる新たなペアレンタル機能を発表した。既存の保護者による管理機能(監視付きアカウント)の仕組みを拡張するもので、子どものYouTube体験を調整しやすくするべく複数のコントロール項目を追加した。
基本的な設定は、保護者が自分のGoogleアカウントでYouTubeにログインした上で、子どものアカウントを監視付きに設定するところから始まる。
今後数週間で導入される新しいサインアップ方法では、モバイルアプリ上で保護者が子どもの年齢に適した体験を選び、新規アカウント作成時や視聴中でも簡単に切り替えられる仕組みになる予定だ。
設定項目として、ショート動画の視聴時間制限機能が追加された。保護者は1日のショート動画の総視聴(スクロール)時間を15分から2時間までの間で設定でき、間もなくゼロ分に設定して完全にブロックすることも可能になる。
また、カスタムの「就寝時間」や「休憩」リマインダの設定も追加され、これらは現行のデフォルトのウェルビーイング保護機能に上乗せされる形で利用できるようになる。
これらのコントロールは、監視付きアカウントにリンクされた家庭向けのツールとして提供される。
新機能は、まずは未成年ユーザーを抱える家族向けにグローバルで順次提供される。提供開始時期は今後数週間中となっており、モバイルアプリのアップデートを通じて段階的に展開される見込み。
YouTubeはまた、新たな原則とクリエイターガイドを導入したことも発表した。これらを用いて、ティーン向けの高品質なコンテンツの定義を明確化する。これは、UCLAや米心理学会などの専門家と協力して策定されたもので、10代のユーザーにとって有益で信頼性の高い動画とは何かを明確化する基準とするという。
具体的には、Khan AcademyやTED-Edのような、学びや創造性を促すコンテンツへの誘導を重視する。YouTubeはこの指針をもとに、アルゴリズムによる推薦システムやクリエイター向けガイドラインの整備を進め、ティーンに適したコンテンツがより表示されやすい環境を整えるとしている。保護者向けの管理機能と組み合わせることで、単なる制限にとどまらず、質の高い視聴体験を提供する狙いだ。
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