結婚相談所Presia(広島市)は、「マッチングアプリ」の掛け持ち(複数利用)に関する調査を実施し、4月6日までに結果を発表した。調査対象者全体の75.2%(女性77.1%、男性71.4%)が、掛け持ち経験があると回答した。
調査は、マッチングアプリを利用した経験がある20〜50代の男女230人を対象に実施。「マッチングアプリを同時に複数(2つ以上)使った経験はあるか」という質問に、173人が「ある」と答えた。掛け持ちが相手にばれた経験については、82.2%が「ばれたことはない」と回答。「ばれたかもしれない」は13.5%、「ばれたことがある」は4.3%で、計17.8%が掛け持ちの発覚を実感していた。
原因は、「プロフィール写真が同じだった」と「別のアプリで同じ相手とマッチングした」がともに25.0%で1位となった。プロフィール写真の使い方については、73.5%が「まったく同じ写真」または「一部同じ写真」を複数のアプリで使い回していたことが判明した。
掛け持ちの満足度は「よかった」が48.6%にとどまった。「どちらともいえない」が48.0%でほぼ同率。女性は52.8%が「どちらともいえない」と回答した。
回答者からは「1つのアプリだと選択肢が限られてしまうので、2つのアプリを利用する事で出会うチャンスや幅が広がると思った」(40代男性)「なるべく早く相手を作りたい思いから、数打てばいつかは当たるという考えで複数を同時に利用。体験しながら比較したいという目的もあった」(30代男性)などの声が寄せられた。
Presiaの来島美幸代表は、「アプリの数を増やしても、出会いの『質』が担保されないことが表れた。7割が写真を使い回し、ばれるリスクを抱えながら複数を行き来する状況は、時間的にも精神的にも大きな負担でしかない」と指摘する。
東京商工リサーチによると、2025年3月末時点のマッチングアプリ運営会社は28社。5社しかなかった2019年から、わずか6年で5倍以上に増えた。明治安田生命保険の2024年の調査では、1年以内に結婚した夫婦の29.8%が出会いのきっかけを「マッチングアプリ」と回答。「学校の同級生・先輩・後輩」(17%)、「職場の同僚・先輩・後輩」(10.6%)などを上回った。また、婚活に使用したことがあるツールとしても37.2%と、婚活パーティー・イベント(36.4%)を抜いてトップとなった。(千葉真)
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